【ネット】話が通じないのは「読まない」のではなく「読めない」から?世の中は「簡単なこと」ができない人たちで溢れている[11/13]

1 逢いみての… ★ 2018/11/13(火) 23:58:54 ID:
 ネット上の議論を見ると、まったく意見がかみ合わないケースも少なくない。相手の意見をよく読めばその真意を汲み取ることはじゅうぶんできると思うのだが、そうしないまま、自分の意見がいかに正しいかを述べ続ける人もいる。なぜこんなことが起こっているのか。

『言ってはいけない』(新潮新書)、『朝日ぎらい』(朝日新書)などの著書がある作家・橘玲氏と、『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)などの著書があるネットニュース編集者の中川淳一郎氏が語り合った。(短期集中連載・第8回)

橘:いま世界じゅうで進行している「知識社会化」の影響は、さまざまなところに出始めています。言い換えるならば、まっとうに生きていくために必要とされる知識のハードルがどんどん上がっている。たとえばアメリカでは、今まで自動車工場で組立工をやって家族を養い、「これが俺たちの生き方だ」とプライドをもっていた人たちが、いきなり「君にはもう用はないよ」と言われて追い出されている。そんな状況はとうてい受け入れられませんから、「これはなにかの陰謀にちがいない」と思うのは当然です。

中川:それって今、「AI(人工知能)から仕事を奪われる職種トップ10」みたいなランキングが時々出ますが、これにビクビクしているのと似てますね。

橘:OECDが「国際成人力調査(PIAAC・ピアック)」というものを実施していて、その結果が実に興味深いんです。これは各国の国民がどんなスキルを持っているかを調べるもので、OECD加盟等24か国・地域の16~65歳の男女を対象に、「読解力」「数的思考力」「ITを活用した問題解決能力」を調査したものです。

 これを見ると、日本人は世界の中で群を抜いて高い能力を持っていることがわかります。読解力、数的思考力の2分野においては参加国中1位。ITを活用した問題解決能力についても、コンピュータ調査を受けた者の平均で参加国中1位なのですから。

 でも、ほんとうに興味深いのはここからです。テストはレベル1から5まで習熟度別に5段階あって、テスト問題そのものは公表されていないんですが、問題例はホームページに載っています。それを見ると、たとえば読解力に関するレベル1は、ある選挙結果を提示したうえで「得票数が最も少なかった候補者は誰ですか」という質問です。他にも「この中にシェア10%以下の国がいくつありますか?」という質問がありますが、レベル1に達しないというのは、これに答えられないということです。

中川:数えるだけなのにですか?

橘:はい。レベル2だと、「HPを見て、運営者に問い合わせるにはどうしたらよいですか?」といった質問です。そして、問い合わせ先を見つけられない人が日本で約3割、OECDの平均だと4割を超えています。レベル3になると6割の人が答えられない。レベル3の問題は、たとえばHP上に本のリストがあって、その中からある特定の本の著者を探すというものです。

中川:それって知識を問うクイズみたいなものではなく、書籍の名前なり概略は明示されているんですよね?

橘:もちろんです。このレベルの質問の難易度は289点で、日本人の平均点が296点だから、半分の人しか答えられないんです。だけどそれで日本が1位なんですね。レベル4だと難易度348点で、日本人だと2割が正答し、OECD平均だと1割しかいない。レベル4は、本のリストの中から、ある特定の主張に対して、「賛成でも反対でもなくいずれも信頼できないというスタンスのものを選べ」という問題です。これは、そこに書いてある解説を読めれば答えられるじゃないですか。でもそれができる人って、日本人で2割、世界で1割しかいないんです。

続く

以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20181113_796759.html?PAGE=1

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2 逢いみての… ★ 2018/11/13(火) 23:59:30 ID:
 これは衝撃的な結果です。数的思考力の場合、レベル1は、「この加工食品の中で、最初に加工されたものは何ですか?」という質問で、レベル2は単純な計算問題です。レベル3は知能テストによく出てくる組み立ての問題で、レベル4になるとあるグラフを提示され、「この中から1970年に6年を超える学校教育を受けたメキシコ人の男性は何パーセントか?」という問いに答えるもの。グラフの中から、「男性」「1970年」「6年を超える学校教育を受けた」を見つけ、左側の目盛りを見れば答えはすぐわかります。グラフの基本がわかるのが習熟度レベル4で、そういう人が日本で17%、OECD全体で10%。つまり9割の人はこれが分かりません。

 ITを活用した問題解決能力の調査では、単純なメールの振り分けをします。レベル3は会議室の予約システムを使って予約の処理をするというものです。午前、午後、午前と午後にわたるものがあって、午前1件、午後1件入れて、その後申し込んできた予約を断れば良い。これは事務作業の最低限だと思うんですが、これができる人って世界に1割しかいません。

中川:この調査の目的って、世界にどれだけバカがあふれているかっていうことを示すということなんですか? 結果的にはそういう読み方をしちゃうところがあると思うんですよ。

橘:ヨーロッパの国はどこも高い失業率が社会問題になっていますが、その一方で、経営者の側から「どれだけ求人を出しても必要な人材が取れない」という声もあって、仕事とスキルのマッチングがどうなっているかを調査したら、こういう結果が出てきてみんな驚愕しているということのようです。

中川:一言で言うと、簡単なことができない人がこんなにもいますよという結果なわけですよね。

橘:新井紀子さんの『AI vs 教科書が読めない子どもたち』でも、問題文の意味がわからない子どもが出てきます。教育者は、「できない」というのは、問題文を読んで解き方がわからないのだと思っています。それなら、教え方を工夫して解き方がわかるようすればいいわけですが、新井さんが指摘したのは、問題文そのものが読めなくて答えられない子どもたちが3割もいるということで、それでみんなショックを受けた。でもPIAACの調査結果を見たらこれはショックでも何でもなくて、当たり前の話なんですね。

中川:まだ日本はできている方だということですね。

橘:そうです。日本は世界のなかでいちばんまともな方です。

中川:以前と比べてレベルが下がっているという話ではないのですか?

橘:そうではないでしょう。「教科書が読めない子ども」がそのまま成長して「文章の読めない大人になる」と考えれば、PIAACの結果が見事に説明できますから。以前は文章読解能力や論理・数学能力がなくてもちゃんとお金を稼げたのに、知識社会化が進んだことで、こうした仕事が新興国やAIロボットに代替されて、認知能力の欠如が「問題」として浮上してきたんだと思います。

中川:ネットのスキルが高いということは、ネットで炎上させるくらいに日本はネットリテラシーが高いとも言えるわけですか?

橘:PIAACの結果を見るかぎり、相対的にはそうなんでしょうね。それでこんなに揉めてるんだから、ほかはどうなってるんだ、と心配になります。

『朝日ぎらい』で、本を読まずに堂々と“レビュー”を書くのが不思議というか不気味だったのですが、これはじつは“読まない”のではなく“読めない”んじゃないかと気づきました。著者は「本を読んでくれれば意図は通じる」と思っていますが、これは読める人のロジックで、世の中には読めないにもかかわらず、「この本は不愉快だ」と決めつける人がいる。その人数は私たちが漠然と思っているよりはるかに多くて、ネットで炎上させているのは彼らかもしれない。読めないし、自分で考えられないけど、なにかしないではいられないから、他人の罵詈雑言をひたすらコピペするんじゃないでしょうか。

続く

3 逢いみての… ★ 2018/11/13(火) 23:59:41 ID:
中川:私は東京の公立中学校に通っていたのですが、中2のときに、それぞれの科目について何の意味があるのか、生徒たちの間で話し合ったことがあるんですよ。みんな数学の重要性は分かっていました。お店とかで買い物する時に計算がしやすいよう、数学はできた方が良いよねと。歴史とか地理は、観光する時により楽しくなるだろうし、県の並びなどを知っていると電車の運賃がいくらくらいかかるかが予想できるから必要、という考えを持っていました。だから算数と社会は大事だという認識はありました。

 そんな我々が国語の先生に聞いたのは、「なんでオレたち、日本語話せるのに、国語なんて勉強する必要があるんですか?」ということ。大学を卒業したばかりの若い女の先生だったのですが、みんなで先生を追及したんです。「こんな科目をやってもしょうがないじゃないですか!」と。なかには、数学のM先生とか地理・歴史のT先生のことは僕ら尊敬しているけど、あなたは尊敬できないと言いだす生徒も出てきました。するとこの若い先生は、「あのね、国語っていうのは、あなた達が大事だと思う数学や社会の問題を解くために必要なの。だから私は日本語を教えているの。そう思ってくれない?」と。「なるほど! そうだったんですか!」と途端にその先生の評価が上がりました。

橘:問題文を読めなかったら、どんな問題も解けるわけがないですよね。でも知識人やマスコミの人は、まわりに高い認知能力の人しかいないから、誰でも基礎的な読解力があるにちがいないと思っている。その前提から、そもそも間違っているんじゃないか。

 そう考えると、ネット上での議論がかみ合わない理由もよく理解できます。相手の意見を“読まない”のではなく、“読めない”のに批判しているわけですから。私たちが目にしているのは、ネットの大衆化によってこうした人たちが表に出てきたという現実ではないでしょうか。

終わり

4 夜更かしなピンクさん 2018/11/13(火) 23:59:51 ID:
「結婚はエラい、子供がいればもっとエライ」と思う人へ...4ページのマンガが【話題】
http://www.gs.davidportales.com/107.html

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